以下の手順で設定をしてください。

以下の作業を行うと、ホームページへアクセスした場合、ユーザ名とパスワードの入力を要求する画面が表示され、正しいユーザ名とパスワードを入力した人だけがホームページを閲覧することができるようになります。

1.アクセスを許可するユーザ名とパスワードを決めます。
　ここではユーザ名「user」、パスワードは「abcd」に決めたとして作業を進めます。（注：パスワードは出来る限り複雑にしてください。）
2.パスワードを暗号化して、ユーザ名とパスワードを保存するファイルを作成　します。以下のページにアクセスしてパスワードを暗号化してください。

参考：パスワードの暗号化

このページにアクセスすると



が表示されます。
（文字化けしている場合は表示->エンコード->日本語（自動選択）を選択してください。）

さきほど決めたパスワード「abcd」を入力します。



暗号化ボタンをクリックすると



と暗号化されたパスワードが表示されます。

画面はこのままで、メモ帳等のテキストエディタを開きます。暗号化されたパスワードをコピーして以下の書式で書き込みます。

ユーザ名：暗号化されたパスワード

例の場合は
user:m0C4rkZVXuehw
となります。



この手順を公開したいユーザ分繰り返します。

3.2で保存したファイル「passwd」ファイルをFTPサーバへ転送します。

　FTPのソフトを使ってホームページのコンテンツを転送する場合と同じようにアクセスを
　制限したいディレクトリ内へ「passwd」ファイルを転送してください。

4.転送した「passwd」ファイルを、FTPソフトのファイル名変更機能を使ってファイルの
　先頭にドット（ピリオド）が付いた名前「.passwd] へ変更してください。
　または、先ほど作成した「passwd」ファイルの名前をパソコン上で　「.passwd」へ
　変更してからFTPサーバへ転送していただいても結構です。

5.次に「.htaccess」ファイルを作成します。

.htaccess（ファイルの先頭にドット（ピリオド）がついています。）の内容は以下です。



　メモ帳を開いて以下の内容を記述します。
　（以下をコピーして貼り付けてください。）
　AuthUserFile /jail/アカウント名/home/アカウント名/html/ディレクトリ/.passwd
　AuthGroupFile /dev/null
　AuthName ByPassword
　AuthType Basic
　<limit GET POST>
　require valid-user
　</limit>

・アカウント名の部分はメールアドレスの@の左側です。
　（例：info@janis.or.jpのアカウント名はinfo）
・ディレクトリ部分はアクセスを制限したいディレクトリ（先ほど「.passwd」ファイルを
　設置したディレクトリ名（フォルダ名））を指定します。
　※直下に設置した場合１行目は下記のようになります。
　AuthUserFile /jail/アカウント名/home/アカウント名/html/.passwd

　作成したら、「htaccess」というファイル名で保存します。

　このファイルは先ほど作成した「.passwd」ファイルの設置場所を指定するための
　設定ファイルとなります。

6.「.passwd」ファイルと同様に5で作成した「htaccess」ファイルをＦＴＰサーバのアクセスを
　制限したいディレクトリ内（「.passwd」ファイルと同じ場所）へ転送します。

転送した「htaccess」ファイルをＦＴＰソフトのファイル名変更機能で「.htaccess」
　（ファイルの先頭にドット（ピリオド）がついています。）に変更します。

7.以上で作業は完了です。ブラウザで、先ほどアクセス制限をかけたディレクトリ
　（「.htaccess」「.htpasswd」ファイルを設置したディレクトリ）内のファイルに
　アクセスすると以下の様な画面が表示されます。「.passwd」ファイルへ設定した
　ユーザ名とパスワード（暗号化する前）を入力してホームページが表示されるか確認して
　ください。



　パスワードが正しくなければ以下の画面になります。