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最近、悪意ある第三者が実在する人物やメールアドレスになりすまして、機密情報を盗み取る「標的型攻撃メール」の被害が増加しています。
標的型攻撃メールとは、特定の組織や個人から重要な情報を盗むことを目的に、メールを受け取った人が自分に関係するメールだと信じて開封してしまうよう巧妙に作り込まれた、ウイルス付きのメールのことです。標的型攻撃メールの添付ファイルを開封したり、リンクをクリックすると、パソコンにウイルスなどの不正なプログラムがインストールされ、パソコンを乗っ取られたり、パソコン内部の情報を外部から抜き取られたりする恐れがあります。
お客さまにおかれましては、以下の内容をご参考に、被害に遭わないよう十分にご注意ください。
ご注意ください
■メールを受信したときは
・知らないアドレスからのメールは開封しない。(発信元に問い合わせるなどしてメールの信頼性を確認する)
・覚えの無い内容のメールは、添付ファイルを開いたり、リンクをクリックしない。
・組織内で不審なメールが確認された場合は、速やかにシステム管理者に報告する。
■事前のセキュリティ対策
必ずしも全ての標的型攻撃メールやウイルスを防ぐことができるわけではありませんが、以下の対策を
実施していただくことで、不審な差出元のメールを除いたり、既知のウイルスを駆除するなど、一定の効果が期待できます。
・メールソフトの迷惑メール振り分け機能を利用する。
・ウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)を利用する。
・利用しているOSやアプリケーションを随時最新の状態に更新する。
参考
IPA(情報処理推進機構): 【注意喚起】攻撃の早期検知と的確な初動による深刻な被害からの回避を
IPAテクニカルウォッチ「標的型攻撃メールの例と見分け方」